存在の耐えられない軽さ  ミラン・クンデラ | tomokoの読書感想文

存在の耐えられない軽さ  ミラン・クンデラ

人にもよりますがどうしようもない事実です。 


引用文

性愛的友情がけっしてアグレッシブな恋愛へと発展しないということを確実にするために

継続的に付き合っている愛人の誰とも非常に長いインターバルをおいてしか会わなかった。


「3という数字のルールを守らなければならない。一人の女と短い期間に続けて会ってもいいが、その場合は決して3回を越えてはだめだ。

あるいはその女と長年つきあってもいいが、その場合の条件は1回会ったら少なくとも3週間は間をおかなければならない。」


このシステムはトマーシュに長年の愛人と別れなくてもすむ方法をつくりあげると同時にかなり数多くの短期の愛人を持つ事を可能にした。

 


 



著者: ミラン クンデラ, Milan Kundera, 千野 栄一
タイトル: 存在の耐えられない軽さ