イタ・セクスアリス | tomokoの読書感想文

イタ・セクスアリス

森 鴎外
雁,ヰタセクスアリス 角川文庫 緑 3ー3

森鴎外のイタ・セクスアリスには、鴎外自身の人生観みたいなものが多分に見受けられます。

そのなかで結婚について「侍の娘は男の魂を見込んで嫁にいく」と書いてありました。



魂を見込んで・・・

良い言葉ですね。


肩書きやら、収入やら、顔かたちでなくて魂を見抜くなんて難しく聞こえるけれど、「ソウルメイト」だと思うともっとすぐに見抜けそうです。


まるで自分の片割れみたいな人=ソウルメイト。

恋人であり夫であり、親友であち兄弟であり・・・

その一人の人から自分とどれだけ感性の共有ができるのか?ということでしょうか?